9月の初旬にピエール・ガーリッシュのチューリップチェアが入荷しました。
今回は6脚入荷しましたが、近年のフレンチミッドセンチュリー家具への再評価とともに価値が高まり、市場でも中々出回らなくなってきています。
この椅子は、1953年の発表時にはファブリックを張って販売されていて、アルミニウムはあくまで芯材としてのものだったため、表面にムラがあったり、バリを削った跡や凹凸などがそのまま残っています。
現在ではファブリックが剥がされて流通していることが多く、そのアルミニウムの模様がそれぞれ異なっているのが特徴的です。
並べてみると違いがよくわかりますが、私たちは今までに50〜60脚以上取り扱ってきて、入荷の度にそれぞれのアルミニウムの表情が違います。
ヴィンテージ品は、当時の事情や経年に伴う変化などから同じものでも状態が違うことが多くあります。
その中から自分好みのものを探し出すのも、ヴィンテージ品の楽しみ方の一つかもしれません。
すでに売約済みもございますが、お探しだった方はぜひご検討いただき、ご不明点などございましたら、お気軽にご連絡ください。