お客様よりルイスポールセンのPH5のレストアのご相談を頂きました。
実際に拝見してみると塗膜が剥がれてしまって、地金が出てしまっています。

どうしてこうなるのか?といいますと、このPH5、ダイニングテーブルの上でお使いだったのですが、キッチンからの揚げ物や炒めものの油がシェードに積もってしまい、、、、
20年以上の年月を一緒に過ごすなかで、シェードに付着した油が塗膜を侵していって侵食してしまったのが原因でした。
この作業、お写真では分かりにくいのですが、レストアのいろはが詰まっているといいますか、工程が大変なんです。
シェードを一枚一枚分解してからようやく作業に掛かれるのですが、部品が細かいので手作業で古い塗装を剥いでいきます。
剥ぐといっても、下地の金属に傷を付けては、新たに塗装をする際にパテなども必要になってしまうので、傷がつかないように。
剥離後は小さな歪みや曲がりは板金で修正した後、部品一つ一つ、シェードも1枚ずつ剥離→下地塗装→本塗装。
色も職人が手作業で調色して色をつくります。しかも3色。赤は赤ではなくて絶妙な朱色に近い橙です。
そうして塗装まで終わったら組み立て。
うまい具合にバランスが取れるように塩梅を気にしながらなので、これも地味に時間が掛かります。
最後は配線コード一式を全て新品に交換。
せっかくなので、ダイニングテーブルの上でやや下に降りてくるように、ご希望の長さでご用意しました。